抽出したサーフェースの特徴を解説
シャフトで制作したソリットにはクセがあります
抽出サーフェースのエッジ部分に点を作成して検証してみます
シャフトのコマンドで360°で回転させている形状から抽出すると
2つのサーフェスがつながった円状に抽出されます。
どんなCADにも共通する条件ですがサーフェースは4辺で構成されたものになります。
回転形状についてはCADによって考え方が違うのでデータ変換時にエラーの原因にもなります。
抽出されたサーフェースにエッジの点を作成してみます
2個のサーフェースに見えますが円形につながっているのでエッジ部分を選択すると円状の線に点を作成することになります
点基準が極値になっています。円周上の点になり、サーフェースの分割位置とずれた位置になっています。
極値の位置は変更できますが単純に制御するには円弧の端点のが分かりやすいです。
サーフェースの分割位置にも注目してください
スケッチを基準に回転させている形状ですがサーフェースの分割位置とずれています。
スケッチは座標系の平面で作成していますのでサーフェースの分割位置も平面部にあるのが望ましいですが
勝手に決まってしまいます。
解決策を説明します
解決策① シャフトを180°に変更する
180°で止めた半分の形状にする スケッチベースフィーチャー(パッド、シャフト)
ミラーリングで対称形状を作成 変換フィーチャー (ミラーリング)
ミラーリングで対称形状を作成サーフェースの分割位置もスケッチ平面の位置になり
サーフェースが片側だけ選択できるようになります
点の基準が先端になっていますので
位置を制御が明確です
サーフェースの位置はソリットのコマンドにも影響します。
徐変フィレット変化点がサーフェース分割位置に自動で出ますので変化点の位置を決めやすくなります。
複雑な形状になるほどのちのち影響が出ます。
ソリットモデルでもサーフェースを意識することでモデリングの質が向上されます。
画像の様にスミR、角Rの徐変フィレット基準も簡単に合わせることが出来ます。
POINT
サーフェースの分割位置をコントロールすることで作業性が向上
シャフトは180°、360°の特性は履歴に影響