無料で使える3D CAD でCATIAの練習になるものを紹介します。
CATIAの場合はサーフェースとソリットの両方を使用しますので
まずはソリットの履歴操作(パラメトリック ヒストリー)が使えることが重要です。
その条件に入る無料3DCADでは Fusion360とFreeCADが候補になります。
簡単に特徴を説明します
Fusion360
AUTODESK社が提供するFusion360は、学生、教員、スタートアップを対象として無償で提供されるソフトです。
通常は年間サブスクリプション 61,600 で購入するCADですので性能は十分です。
個人利用は商用利用しない条件であれば使用することができるので練習目的であれば使用することができます。
スケッチからソリットを作成、履歴操作も可能なのでソリットモデリングを理解することができます。
チュートリアルや解説は充実していますので練習しやすいと思います。
履歴操作についてはCATIAとは違うのでそのまま練習が生かされるわけではありませんが
履歴を編集して形状を変更する感覚は勉強になると思います。
マウス操作については残念ながらCATIAと同じ操作は設定できません。
ソリットワークスと同じ操作は設定できるのになぜCATIAがないのかわからない。
2020年からライセンス体系が変更され個人での利用は1年限りになってしまった。
でも1年無料で使えるCADとしては十分すばらしいです。
有償版でも年間 61,600 なので十分コストパフォーマンス高いです。
FreeCAD
オープンソース(有志のプログラマーが開発)の3DCADで使用条件もなく完全無料です。
カスタマイズ性が高く無料で使えるCADとしては高機能ではすが、設定を変更するのはやや玄人向けなソフトでもあります。
ですがノーマル設定で使用するのには初心者でも扱えると思います。
スケッチからソリット フィレットなど基本操作は十分練習になります。
メリットとしてはCATIAと同じマウス操作になっています。
これは操作をイメージすることができるので良い練習になります。
フィレットの入れる順番などは3DCADでは同様の感覚が必要ですので理解するための練習になります。
CATIAよりエラーになりやすいので逆にエラーになりにくい作業ができる様になるかもしれません。
実際にCATIAを操作した時にCATIAの良さを実感できるかもしれません。
履歴操作については少し分かりずらいかもしれませんが簡単な形状であれば十分操作に慣れることができますので勉強になるともいます。