エラーの少ない履歴構築 ~循環エラー
エラーの少ない履歴構築のため履歴操作で循環エラーを避ける方法を解説します。
履歴を置き換えると ”循環エラー” になる場合があります
原因は履歴の順序に矛盾が発生して 【卵が先か鶏が先か】の状態になっている状態です。
スケッチやパッドなど別のボディを制作するときの基準や寸法拘束をむやみにソリット形状からとることで
作業者自身も把握できない状態になると履歴を捨てるしかなくなるかもしれません。
そんな事にならないためのコツを解説
スケッチ作成の寸法基準について
寸法基準をどこから参照するかによって
形状変更でのエラーが出やすくなります
例 : ボス形状を差1の前に入れたい場合
通常問題ない作業ですがボスのスケッチ3の制作に問題があるため
履歴の循環エラーになります
ボス形状のスケッチでソリット形状から交差をとっていることで
フィレット1を入れたボディのフェース1とリンクすることになり
履歴ツリーのフィレット1より前側にボスを和にすると順番の矛盾が発生します。
フィレット1の後にボスを和にすることはできます。
POINT
ブーリアン演算でエラーを防ぐには履歴途中のソリットから直接参照しない様にすることが重要です。
ブーリアン演算でエラーを防ぐには履歴途中のソリットから直接参照しない様にすることが重要です。
エラー回避の対策を解説