連続性のレベル表現
連続性のレベル表現は4段階あります。
G0 点連続 (接しているが折れがありエッジの状態)
G1 接線連続 (フィレットのコマンドでRを入れると接線連続になります)
G2 曲率連続 (G1の条件に加えて接点の曲率変化が一致するサーフェース)
G3 曲率連続+加速度 (G2の条件に加えて接点からの曲率が滑らかに加速する状態)
G1 接線連続 (フィレットのコマンドでRを入れると接線連続になります)
G2 曲率連続 (G1の条件に加えて接点の曲率変化が一致するサーフェース)
G3 曲率連続+加速度 (G2の条件に加えて接点からの曲率が滑らかに加速する状態)
G3連続の加速度とは曲率の平面加速度(planar acceleration)で接点から半径がベクトル方向に同じ割合で変化(加速)している状態です。
G3連続の接点では同じ方向、同じ半径で半径が同じ割合で曲率が変化している状況になりますので
G2連続からさらに滑らかな変化になりますが変化させるために距離が必要になります。
G3連続の接点では同じ方向、同じ半径で半径が同じ割合で曲率が変化している状況になりますので
G2連続からさらに滑らかな変化になりますが変化させるために距離が必要になります。
G4もありますがG3とG4を見た目で判断するのは困難なレベルですので
気にしなくてOKです。
接続レベルと弦の距離の関係
下図は接続レベルと弦の距離の関係です。
G1連続の弦の長さでG2連続にするとRは小さくなってしまいます。 図:R4.5⇒R3
G2連続にRの大きさを維持するために弦の距離を大きくする必要があります。
同じRを表現する場合、接続レベルが上がるほど距離が長く必要になりますので
G1連続に比べてサーフェースが大きくなります。
小さいカドRではG3連続を維持するのは困難な場合が多いのでG2連続になる場合が多いでしょう。
CATIA V5では下記のツールを使います。
G1 フレット、ブレンドサーフェースの接線連続
G2 ブレンドサーフェース、複数セクションで曲率連続を選択
G3 ブレンドサーフェースではG2以上は張力の調整が必要,
GSDライセンスでは正確なG3連続は難しい。
ICEM SurfなどClass A ModelerであればG3連続に対応しています。