CATIA V5 ちょっと裏技的な展開サーフェースの作り方 

 

ちょっと裏技的なネタを紹介しますよ。

 

展開図を作るには デベロップ・シェイプ 1(DL1)の展開ツールを使うと簡単です

でも普通ならライセンスがなければ使えないですよね?
でも使える方法があるんです。

新しく展開ツールを使って作業することはできませんがファイル内に展開ツールの履歴形状があれば操作することが出来ます。

コピーしたり違うサーフェースを再選択できるので
展開作業の履歴が入ったファイルがあればそこからコピーして使うことが出来るわけです。

さらに便利に使うため パワーコピーを作っておきます
そうすると展開を使いたい時にパワーコピーで読み込むだけで展開ツールを使うことが可能になります。

パワーコピーの作り方については別の機会に解説するとして展開パワーコピーの使い方を説明します。

パイプ形状からの展開図作成

抽出サーフェースを作る

ソリット形状のパイプから2つ抽出サーフェースを作ります

→ 2要素で抽出する方法はこちら → スケッチと抽出の関係

パワーコピーで展開形状を読み込み

パワーコピー → ドキュメントからインスタンスを生成 からパワーコピーファイルを選択

ドキュメントからインスタンスを生成
事前に用意した展開形状のパワーコピーファイルを選択

 

パワーコピーの操作

パワーコピーの順番に要素を選択します

展開したいサーフェースとして 抽出1を選択

 

サーフェース → 抽出1を選択

 

原点 → 抽出1の下のエッジの端点を選択
方向 → 原点で選択した抽出1の下のカーブを選択
抽出1が展開されました
同様に抽出2も展開します

展開図の精度を確認してみましょう

円弧の距離と比較してみます
円弧 78.5398     展開 78.5314
0.0084の精度で展開できています。

 

今回は2次曲面ですが3次曲面も展開できます
ただし3次曲面の精度は2次曲面に劣りますので調整は必要です。

 

2D図面作成

このサーフェースで2D図を出図すれば展開図の完成です。

 

形状変更

 

この方法での展開図のメリットは履歴が3D形状からリンクされていることにあります。

 

パイプの形状を変更してみます

更新すると展開サーフェースの形状も変更されました

 

さらに図面を更新すれば変更図面の完成です。

図面まで完成させた後に設計変更があっても作業工数がわずかしかかかりません。

履歴がない状態では作業のやり直しになってしまうの履歴がつながっているメリットは大きいです。

その他の展開ツール機能

二つの要素にするやり方がおすすめではありますが

展開ツールでは一周つながったサーフェースも展開できますので解説しておきます。

ただし1個単位より準備が必要です

分割したいライン(サーフェース上のライン)
基準点(分割ラインと重なるとエラーになるのでずらした位置に点差作成)

切り離す曲線として分割したいラインを選択します

この条件で展開すれば基準点の位置で切り離す曲線で分割されて展開されます

接合されていても展開できます

複数のサーフェースが接合されていても単一サーフェースと同様に展開できます

 

サーフェース上の線を展開形状に乗せる

元形状のサーフェース上の線を展開形状に乗せることが出来ます。
転写のタブから転写したい要素を選択(サーフェースに乗っていないとNG)
展開形状に転写されます

 

らくポン
でもこの方法はR26までしか使えません
もともとグレーな裏技ですから仕方ないですね

ちなみにHELPにある参考データからも取れますので展開以外のツールでも使えるものがあります

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